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ナツミ・レオタード・ジョンソン2世

イギリスで経験した差別について #21

こんにちは、早朝に自分のどデカいイビキで目が覚めた美少女アイドルことレオみです。

イビキといえば、、、イギリスで初めて滞在したフラットでの話なんだけど、たまーに朝方”コンコンコン”って結構大きめのノックのような音で目覚めることがあったの。

結構な朝方、多分5時くらい。

私含めてフラットメイトは3人だったんだけど、みんな寝てるはずだから、私の夢かなと思って無視をしたの。

無視をしたというか、もう一回ノックされたら、出ようかなと思ってたんだけど、そのもう一回がなかったの。

だから私はまた眠りについたわ。

それが数週間に1度、ひどい時は1週間に2度もあった。

だけど、いつもノックが一回だけなのよ。

朝げき弱だからわざわざベッドから出て確認する元気もないわけ。

それにもしかしたら私の空耳というか夢の中の出来事かもしれないじゃない?

だからね、本当にノックされてるのかただ私の夢なのかを確認するために録音することにしたの。

早速その日の夜に録音をしてみたわ。

そしてその録音を聞いてびっくりしちゃった。

録音時間のべ8時間。

そのほとんどが私の雄叫びのようなイビキだった。

それで謎が解けた。

隣で寝てるフラットメイトが私のイビキがうるさすぎて壁越しにノックをしてんだと思う。

多分部屋中に私のイビキが鳴り響いてたと思うわ。

家の壁が想像以上に薄くて生活音がいつもダダ漏れだから、イビキが聞こえてないはずないわよね。

イタリア人の彼は、私がフラットにいる間、まともに寝れてなかったと思うわ。

本当にごめんなさいね。

本当にあれをみんなに聞かせてあげたい。

1000年の恋も一瞬で冷めるほどよ?

でも今日はイビキの話をしたいわけじゃないの。

私気づいちゃった。

イギリスのことについて全くと言っていいほど触れてないことに。

イギリスからブログを発信してる意味よね。

もうやっちゃったわ〜、自分の話しかしないオカマってただのガマガエルだわよね

今日はみんなが気になるであろうイギリスで経験した差別について語ろうと思うわ。

海外に行くときにまず気になるのが差別についてじゃないかしら?

私自身も、イギリスに来る前にそれが一番気になった。

日本ではもちろん差別を経験したことがないから、外国、特に白人だらけの国に行くことに少しだけ抵抗というか恐怖心があったわ。

だから、色々とネットで差別について調べてたのよね。

当時は絶賛コロナの時期だったから、余計に差別が加速してると思ったし、本当にイギリスにきて大丈夫なのか心配だったの。

こんな美しい少女が街を1人で歩いて大丈夫なのかな、襲われないかなって。

ネットで調べると、結構な人がイギリスで差別を経験したことがあるって書いてあった。

それを読みながら、私本当にイギリスで生活できるのだろうかって不安になりながらも、そんな差別に負けたくないって思いながらイギリスに来たわ。

じゃー、実際に2年間生活して差別があったかというと・・・・・・

結論からいうと、残念なことに差別はやっぱりあるわ。

私が経験した差別についてだけど、多分覚えてる限り2回くらい経験したかな。

どれもそんなに大きな差別ではなかったんだけど、イギリスに来て立て続けにそれが起きたから、当時は凄く怖かった。

イギリスってなんて野蛮な国なの、全然紳士の国じゃないじゃないって思った。


最初に経験したのが、電車に乗ってる時。

若い酔っ払いの白人集団が電車に乗ってきてまさかの私の隣と前に座ったの。

泥酔してて電車内で騒いでたわ。

レオみ

うわー、やばいの来たな。

って思ったんだけど、なぜか席を移動しなかったの。

無視しとけば大丈夫だろうって思った。

ほんとにその時の私はどうかしてたわ。

めんどくさいのが隣に来たなと思いながらも、私は絡まれないようにするために、とりあえず私は目を瞑って眠ってるふりをした。

そしたら、いきなり足をトントンと叩かれた。

それで目を開けてみると私の目の前に目が逝っちゃってる泥酔したお兄ちゃんが居て、今にも吐きそうな顔をして私に一言こう言ったの。

『イエロー イズ ゴーン」(アジア人は消えろ)

って。

こういう時って人ってどう反応したら良いのか分からなくなるのね。

その時の私は混乱してしまったのもあったし、英語も全くできなかったのもあって、なんて返していいか分からなかったから、こう言っちゃったわ、

レオみ

せんきゅー

って。しかも満面の笑顔付きで。

私完全にやってしまったわよね。

差別を受けてありがとうって返すなんて。

罵られてありがとうって、ただのSMプレイじゃない。

ありがとうって言った後に、冷静になって「あ、今私、差別受けたんだ」って分かって、流石の私も早く逃げなきゃって思った。

そして、「私何ありがとうって言ってんねん」って1人で突っ込んだわよ。

兎にも角にも怖くなっちゃって、すぐにその場を後にしたわ。

ただね人生で差別を受けたことがなかったから、ちょっとだけ新鮮だった。少しだけ、経験できてよかったって思った自分もいたわ。

もちろん怖かったから、2度と経験はしたくないんだけどね。

ここで学んだのは、酔っ払いが近くに来たら、相手を刺激しないようにその場から立ち去るということね。

私はね、いつも思うの。

酔っ払った時の姿がその人の本当の姿だということ。

これは絶対にそう。

だからね、彼らをイギリス人代表にしたくはないのだけど、やっぱり心の中では差別をしてるんだなと思ったわ。

別に悲しいことではないの。

誰だって心のうちに秘めてるものってあるから、差別だろうが醜い姿だろうが何だって良いのだけど、こうして経験をすることで、本当の意味でのイギリス人と親交を深めることってできるのだろうかと疑心暗鬼になってしまったわ。

だって来て3週間でこの経験をしたんだから。

そうなるのもしょうがないわよね。

今になってそれは間違ってると分かるのだけど、当時は白人のイギリス人ってみんなそうなのかなって思ってた。


次に経験したのは、レストランでお友達と食事をしていた時。

私たちの近くに10代の若者たちが集団で居たの。多分10人くらいは居たわ。

お腹が空いて食べることしか考えてなかったから、その子達が居るって気がつかなかったのよね。

そして、案の定、食事をしてると1人の男の子から声をかけられたのよ。

「どこ出身?」って。

これが私たちの運命を大きく変えることはその時の私たちは知るよしもなかったわ。

最初は、数人と軽快な会話をしてたんだけど、次第にみんなが会話にジョインするようになってきて、最終的にどんちゃん騒ぎになっちゃったわ。

とりあえず悔しいのがイギリスに来てそんなに経ってない頃だったから、彼らが何て言ってるかほとんど分からなかったし、ただただ私たちと楽しんでるって思ったの。

ただ、1人の男の子がとある差別用語を連呼し始めた時に、「あ、これは差別用語だわ」とは思ったわ。(ここではその用語を控えるけど、私たち東アジア人への容姿に対する差別用語とだけ言っておくわ。)

1人のやんちゃな餓鬼がそれをずっと連呼するの。側から見たら、変なティーンエイジに絡まれてるアジア人だったわよね。

恐らく彼らは別に私たちを傷つけたいとは思ってなかったはず。

だってみんな特に変なことはしてこなかったし、とりあえずずっと下ネタばっかり言ってたし、それに何も変なことは起きなかった訳だし。

ただ、その差別用語がではじめて少しだけ怖くなった。

もしかしたらこいつらは最初から私たちのことをからかっていただけなのかもしれない。

そう思い始めたら、私たち何てバカな事してんだろうってなってきて、そしてこの後何が起きるんだろうって怖くなった。

だけど、それをバレないように私はとりあえず、

レオみ

ちんこ、ちんこ

って言ってたわ。

あいつら、とりあえず「ちんこ」って言っとけば喜んでたから。

だから、ひたすら言い続けたわ。

その時の私はそれ以外に場を持たせることができなかったの。

けど、「ちんこ」の話ができなかったらと思ったら、それはそれで恐怖よ。

「ちんこ」関連の英語を知っててよかったわ。ナイスよ私。

その後1時間くらいその若者と一緒に「ちんこ」「ちんこ」言い合って、ようやく解放された私たち。

地獄のような時間を過ごしちゃった。

お友達とやっと解放されたね、あの子達何だったんだろう、それにしても英語全く理解できなかったよね・・・って話をしながら、冷静にあの状況について考えていた私。

アジア人を軽視する単語を連発をしていたから、私らを揶揄っていたんだとは思う。

ただ、そんなに彼らから悪意というものは感じられなかった。

まだ何も知らない悪ガキが調子に乗ってるって感じだった。

そのワードを言うことが社会的に禁止されてることを知らない頭の悪い子達だったのかもしれない。

だから、それを簡単に差別と言って良いものか私には分からないのだけれど、あの状況を少しだけ整理すると、【アジア人を馬鹿にしているイギリス人の若者たち、「ちんこ、ちんこ」って下ネタワードをひたすら言ってるアジア人】というとってもカオスな状況になってたと思う。

私たちの隣に座ってた女性2人組がこちらをジロジロ見て顔を引き攣らせていたのはそのカオスさに引いてしまっていたからなのかもしれない。

ただ、その悪ガキ集団の中にもまともな子が何人か居て、後で「あいつらの悪ノリのせいで気分を害してしまったらごめんね。イギリス生活どうか楽しんで!」ってメッセージが来た。

良い子も居るんだなと思いながらも、あ、やっぱりあれは私たちを馬鹿にしてたのかと気がついた。


この2つが私が経験した差別。

どちらも差別というか揶揄われた感じが強いけど、多分これらは差別に値すると私は思うわ。

どちらも差別用語を言ってたしね。

人生で初めて差別を経験して、怖いっていうのもあるけど、それと同時に「おー差別されたぞ」ってなんだか嬉しくなった自分も居たわ。

多分それは可愛い差別だったからそう思えたのであって、周りはもっと怖い思いをしてる人も居る。

例えば、夜中に歩いてたら、集団にリンチにあってボコボコにされたとか・・・。

全身痣だらけになって貴重品を全部取られたらしい。ただ、他の人種の人も襲われた事件だってあるみたい。

だから、何を持って差別かは分からないのだけれど、とにかく酔っ払いとヤカラの人たちには近づかないことね。

そして、あ、この人ちょっと怖いなと思ったら、その場から直ちに立ち去ること。

自分の身は自分で守るしかないんだから。

全力カマ走りで逃げるしかないわ。

そしてこれは私の持論なんだけど、舐められる雰囲気がある人は総じて差別に遭いやすいと思うわ。

だから、服装とか雰囲気は大事だと思う。

周りの話を聞いてても、イギリスに来たての頃に嫌な経験をしたっていう人たちが多い。

それはやっぱり、慣れてない感じが満載だからだと思うの。

観光客が被害に遭いやすいのは色々と狙いやすいからだと思うしね。

そして服装なんだけど、相手への印象が服装次第で変わるということ。

私が来た当初は、ペロペロのTシャツにジーンズで街を歩いたりしてた。

今はそんなことしないようにしっかりとした服を着てるんだけど、全くと言って良いほど変な経験をしなくなった。

もちろん全身ブランド品にするとそれはそれで危険だと思うけどね。

だから簡単にまとめると、

・酔っ払い、ヤカラ、やべー奴を見かけたら逃げる
・舐められないように服装や雰囲気に気を付ける
・自分の話しかしない奴はガマガエル

これが私からのアドバイスよ。

ただ、みんなに勘違いして欲しくないからこれだけは言わせて。

イギリスは差別は多くはないということを。

むしろ優しい人が多いなっていう印象よ。

生活する上で差別を経験することはないし、総じて楽しくて魅力的な国よ。英語ができなくても無視されないし、何かと”Sorry”, ‘Excuse me”って言ってくれるし、どことなく日本と似てる感じがするわ。

同じ島国だからかしら、国民性が似てる気がするの。

それについてはまた今度ブログにするとして、これを見てる方に再度言いたいのは、やばくなったら全力カマ走りで逃げるだけってことよ。

ただそれだけ。

では、ごきげんよう。

レオみ。

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この記事を書いた人

趣味は、妄想と分析。日常の些細なことをきっかけに妄想と分析をしてしまう癖あり。好きな食べ物はチョコパイ。シュールなお笑いが大好き豆腐メンタルな美少女アイドル兼男の子(ゲイ)。いつか素敵な王子様が見つかることを夢見てる。
現在イギリスに在住。

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