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ナツミ・レオタード・ジョンソン2世

虚無感・・・ #14

心が空っぽ。
鬱状態ではない。
ただただ空っぽ。

最近、目標を見失いつつある自分に気がつき、今後自分はどうしたらいいのか考える日々が続いています。
イギリスに来た理由をここ数ヶ月の間で見失ってしまい、自分が自分ではない、昔の自分に戻ったような気がしています。

なぜだろう。
自分は何をしたいのだろう。
これからどうしたらいいのだろう。
幸せになれるのだろうか。
心が満たされる日が来るのだろうか。

未来が全く見えなくなってしまって、道を見失っている。

原因は分かっています。
頼みのツナだったそれを私が離してしまったから。
その細い細いツナに頼っていたことに私は全く気が付いてなかった。
ただ、そのツナを握ってのし上がる程の体力は私には残っていなかった。
だから楽になるために私は、手を離してしまった。

全く何もない世界に感じる。
道なんて見えない。

強がって頑張ってみるけど、やっぱりだめだった。

そして、やっぱり思うのだ、
1人では何もできない惨めなやつなんだなと。
大人になるとか言っておきながらこれだ。
自分で自分を責めてしまう。

だけど、このままにしていてはダメだと思った。

だから、イギリスにいる数少ない友人に相談してきた。

今私が悩んでいる全てを彼女に話した。

自分の心の奥底を見透かされた気がした。

それはプライドなのか、見栄なのか、ただ羞恥心を隠したいだけなのか、理由はさまざまだが、私は他人から自分の心の内を見透かされないように生きてきた。
今回も相談と言いながら、無意識の内にその心の中を悟られないようにしていた。
「何もできていない」と言う状況を友達に知られるのが怖かったからなのかもしれない。
臆病な自分を隠したかったのかもしれない。

いずれにせよ、彼女にはバレバレだったみたいだ。
彼女の口から出る言葉が、それを隠すために覆っていた厚い皮を一枚一枚剥がしていく。

そして最後の一皮を剥がされて改めてそれが現実となってしまったのだ、
「私はなんて空っぽなんだと」
厚い厚い皮で覆っていた先には何もない。
それを知られたくなかった。

イギリスに来て1年と半年。
私は何をしていたのだろうか。
私は未だ何も成し遂げてない。
それを現実にするのがすごく怖かったのだ。

イギリスに来たのに、
英語をマスターするわけでもなく、
イギリス人と仲良くするわけでもなく、
イギリスでキャリアを積むわけでもなく、
イギリス人と付き合うわけでもなく、
ゲイライフを謳歌しているわけでもなく、
ただひたすら、虚無な毎日を過ごしていることに。

イギリスに行く前に絶対こうはなりたくない姿に私は結局なってしまっていたのだ。

目的なき行動に意味がない。
それは分かっていた。

ただ、何もしていない現実から目を背けていた。

YouTubeを見たり漫画を読んだり、何もしなかった。
もちろん日本のものだ。
そんな日々を、虚無な日々を続けたせいで、
気がついたら、こんなにも厚い皮を被ってしまっていたのだ。

夢見る夢子ちゃんでいた自分に神様がそろそろ起きる時間だぞと言ってくれたのかもしれない。

彼女の厳しくも優しいこの言葉で気がつく、

「探究心はあるけど、何も成し遂げれてないよね。全てが中途半端。」

まさにそうだ。
探究心ばかりあって行動に移すも、全てが中途半端なのだ。
イギリスでのゲイ生活を満喫させる、
英語しか使わない環境に身を置く、
彼氏を見つける、
自分がしたいと思ったことをする、
自分らしく生きる、

色々な探究心を持ってイギリスに来たのに、結果どうだろうか。
どれも中途半端な結果になっている。

そしてその中途半端な自分がこれからどう生きていこうか、
どんな未来を歩めばいいのか、
中途半端な自分が考える未来というのは、やっぱり夢見る夢子になってしまうのだ。
そんな未来に空虚を感じてしまった。

そんな彼女はしっかりとした目標を持ってイギリスにいる。
軸がしっかりしている人の生き方はやっぱりかっこいい。
私はそんな人にずっと憧れてきた。
自分のしたいことをできてる人がどんなに羨ましいか。

私もそんな風になりたい。
だけど、私にはこれといって熱中するものが見つかっていない。
好きなことを仕事にする。
だけど、その好きなことが分からない。
子供の頃は、いつか自分にも夢が見つかるはずだ、
その時になったら考えたらいい、、、、そう思っていた。

成長した今。
子供の時と何も変わっていない。
ありもしない夢を描くだけで、現実から目を背けるばかり。
友達と話しては、その話に感化されるだけ。
人の話を聞いて自分も同じ気持ちになれた気がしていただけ。

それに改めて気がつかされた。

ただその友達が言ってくれた。

「それを探すのもまた人生の目標でいいと思う。」

最終目標さえぶれなければ、何をしても自分が最適だと思うことをしていけばいい。
そしてその都度、考え悩んむことも必要だと。

そしてもう一つ忘れていたことがありました。

人生がむしゃらに生きると決めたことを。

友達に相談して、冷静に考えることができました。
現実から目を背けるのはダメですね。
ぬるま湯に浸かるのは楽だけど、楽しくはないですね。
自分に甘いので、気がついたら無意識にぬるま湯に浸かろうとしてしまいます。
たまには熱湯風呂に浸からないといけませんね。

虚無を虚無のままにさせないように、
夢を夢のままに終わらせないように、
自分のしたいことがいつか見つかるように、
もちろん友達に相談したからといって、いますぐこれがしたいと気づいたわけではない。
好きなことが何かもまだ分かっていない。
ただ忘れていたことを思い出した。

「がむしゃらに生きる」ことを。

空っぽが空っぽでなくなるように、
人生って楽しいと心の底から思えるように、

その空っぽが満たされて初めて、人生に満足するのかなと思った。

がむしゃらに生きていきます。

レオみ、頑張ります。

では、ごきげんよう。

レオみ☆

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この記事を書いた人

趣味は、妄想と分析。日常の些細なことをきっかけに妄想と分析をしてしまう癖あり。好きな食べ物はチョコパイ。シュールなお笑いが大好き豆腐メンタルな美少女アイドル兼男の子(ゲイ)。いつか素敵な王子様が見つかることを夢見てる。
現在イギリスに在住。

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