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ナツミ・レオタード・ジョンソン2世

友達にどこまで伝えるべき?#34

もし友人の鼻から鼻毛が出ていたら、あなたは正直に伝えますか?
もし友人の口が臭かったら、あなたは正直に伝えますか?
もし友人の行動がいつもと違ったら、あなたは正直に伝えますか?

友人にどこまで伝えたらいいのだろうか。

ポを常々悩ましてる。

正直に伝えることで、その人の何かが変わってしまうかもしれない。

それは良い方向に転ぶこともあれば、

悪い方向に転ぶこともあるだろう。

「言うんじゃなかった・・・。」

と後悔することだってある。

「嘘も方便」

という言葉があるように、

私たちは、たまに嘘を織り交ぜて世間と交わっていかないといけない。

それはちょっぴり悲しいかもしれないが、それが生きていく上で大事なのだ。

今日はそんな話。


友人にはどこまで伝えるべき?

ポの母は占い師だ。

歴は1年弱。

まだまだ駆け出しの素人。

それでも地元ではすでに”よく当たる占い師”として評判になっている。

母の占いは、

「基本的な性格を占いで鑑定し、今後どんな風に動いていけばその人にとって吉となるのかを提示する。」

すごいざっくりだが、そんな感じだ。

「意外と人って自分の性格を理解してないから、本来するべき行動と真逆の行動をとったりするの。それがストレスになったり、生きづらさにつながったりしてるのよね。」

と母は言う。

そしてプラスなことしか伝えない。

「占いするからには笑顔になってほしい」

それが母のポリシー。

さっそく、ポを占ってもらった。

それによると、

ポは「人から愛される自由人」らしい。

  • とにかく束縛が嫌いで、普通の生活が送れない。
  • 生活が安定し始めると不安になる
  • 不安定が安定
  • 社会に属するのが苦手、というより無理。
  • 他人から理解されることを期待してはダメ。

簡単に言うと、宇宙人

突然の「宇宙人」発言に、

「フっ」

っと笑ってしまった。

占い師になってあんたという人がよくわかった気がする。

そう言った母は、

これまでのポの理解不能な行動や言動を占いを通して理解することができたらしい。

そして占いに火がついた母が、

他の人も占ってあげるわよ?しかも無料でね♪

他の人も占ってあげるわよ?しかも無料でね♪

とルンルンで言ってきた。

ポの友人を片っ端から占ってもらった。

タンタンと占いをしていく母。

ポの友人を丸裸にしていく。

会ったことのないポの友人の性格を当て、勝手にアドバイスする母。

「すげー」ってなるポ。

ドヤる母。

そして、とある友人(仮名:パピ子)について占いをしてる時だった。

・・・・・

それまで饒舌だった母が突然静かになった。

この子は大変な人生になるわね・・・・。
あんた、ちゃんとこの子を大切にしなさい。

そう言われた。

変な緊張感が走る。

そして母は続ける。

  • めっちゃお金持ち
  • もし今お金持ちじゃなくても将来絶対お金持ちなる
  • ド真面目
  • だけど、心のどこかで自由を求めてる
  • その板挟みで悩んでしまう
  • 家族との関係はよくない

その占いの結果に、

ポ

これの何が深刻なのよ・・・。

ポ

金持ちになれるなら最高じゃない

とポは思った。

色々占いをした後に、

そして、最後になんだけど、

本来、私はその人のプラスになることしか言わない。だけど、占いを聞いてるのが本人じゃなくて、あんただから伝えるわね。

意味深なことを言う母。

自⚪︎する可能性がある。


何度も言うが、母は基本的にプラスなことしか言わない。

何故なら、マイナスなことを言っても何も良いことがないからだ。

本当はそういった「生死」についての占いも深ぼって習得できたみたいだけど、

伝えるなら笑顔になってほしい、

そういう思いから、その先に進むことを母はやめたらしい。

幸せになってもらいたいからね。

だけど、もちろん占いをしていく過程で「生死」について触れることもある。

それが良いことであれば伝えるけど、

基本は伝えないし、占いで見ないようにしている。

だけど、今回のパピ子のそれは、

真っ先にその占いが目に入ってしまったらしい。

これを本人に伝えるべきかどうかポは迷った。

母には絶対に辞めなさいと言われた。

初めは、伝えることでそれを回避できるかもしれない、

だから伝えるべきだ。

とポは思った。

だけど、

それを伝えてしまうことで、助長されることもあるのよ。

「それに、これは占い。

絶対にそうなるとは保証してるわけでもないから、

簡単に言ってはだめ。」

そう頑なに言われた。

それを聞いて、

確かにポにはそれを伝える権利も、度量も、覚悟も何もない。

そう思った。


ポは伝えるべきなのだろうか。

占いという不確かな結果を伝えることは、

果たしてその人のためになるのだろうか。

ましてや、「死」に関すること。

鼻毛や口臭を伝えることとは全く違う。

結局ポはパピ子にそれを伝えなかった。

それ以外の占いの結果を全て伝えた。

パピ子が意外にも占いを信じる子で、

母から言われた注意点を今も忠実に守ってるらしい。

「悪いこと言われなかった?」

と聞かれた時に、伝えるべきかどうか躊躇してしまったが、

ポ

特になかったよ。

と嘘をついた。

それが正解かどうかは分からない。

所詮占い。

されど占い・・・。

あなたならどうしますか?

ポ。

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この記事を書いた人

趣味は、妄想と分析。日常の些細なことをきっかけに妄想と分析をしてしまう癖あり。好きな食べ物はチョコパイ。シュールなお笑いが大好き豆腐メンタルな美少女アイドル兼男の子(ゲイ)。いつか素敵な王子様が見つかることを夢見てる。
現在イギリスに在住。

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