「やる気は行動した後に出てくるもの」
何気なく見ていたインスタグラムのストーリーにそれが流れてきた。
声色が優しい男性が言っていた言葉。
私はもうすぐオーストラリアに飛び立つ。
ロンドンにいる時から、次はオーストラリアに行って、その後カナダに行くことを決めていた。
そこに何の疑いも持っていなかった。
だけど、オーストラリア渡航が差し迫ってくるにつれて、
「本当にオーストラリアでいいのか。」
と考え始めている私がいた。
その不安を最近友達になった自称心理学者のアメリカ人、ベンジャミンにぶつけた。
べんちゃんレオみちゃんの未来はどうなってると思う？
レオみちゃん・・・・・
私の未来か・・・・。
私がこれからしたいこと。
私がこれからどんな人生を送りたいか。
私がどんな人になりたいか。
レオみちゃん素敵な人と出会って、家庭を築きたいかな。
そう私は答えた。
べんちゃんじゃー、それはオーストラリアで実現させたい？
レオみちゃん・・・それはないかな。
べんちゃんどこなら実現させたいって思ってる？
レオみちゃんカナダ、イギリス、それかアメリカかな。
べんちゃん答えが出たね！
べんちゃんレオみちゃんはオーストラリアに行くべきではないな。
断言するべんちゃん。
べんちゃんレオみちゃんがオーストラリアに行く理由が分からないな。
なるほど、、、。
客観的に言われると、まさに正論だ。
将来のなりたい私を考えた時に、オーストラリアを選択するのはいささか時間の無駄な気はする。
「今日の夕飯にうどんを食べようと思ってるのに、その前に蕎麦を食べる。」
そんな意味のわからないことを私はしているみたいだ。
もし、海外で生活をするならどこかって問われたら、真っ先にオーストラリアを除外するだろう。
もちろん住んだこともないし、どんな環境なのかも知らない。
ただただ直感で、オーストラリアはないかなと思ってる。
だけど、それと同時に、住んだこともないのにそう決めつけるのはどうなんだろうと思ってしまう私もいる。
オーストラリアに行ってみようと思った理由も、実際に経験してみて、私がどう思うかを知りたかったからだ。
だから、オーストラリアに行く理由は少なからずある。
自分の人生をどうするか、
どんな人生にしていくのか、
世界を旅しながら、
いろんな国に住みながら、
決めれたらいいなと思っていた。
「きっと私は欲張りなのだ。」
ただ、べんちゃんのその正論がいきなり現実を突きつけてきた気がした。
私が発した言葉を汲み取ると、オーストラリアに行くことは間違いなく遠回りになってしまうだろう。
夢を持つものからしたら理解ができない行動なのは間違いない。
実際に明確な夢を持って生きているべんちゃんには理解ができないみたいだった。
欲張りな私は私で、
「本当にオーストラリアに行っていいのか、
カナダに行くべきなんじゃないのか、
だけど、
オーストラリアを知らずにカナダに行くのも少し勿体無い気もする。」
と葛藤する。
自問自答を繰り返す。
だけど、どのパターンをとっても、オーストラリアに行かなかったら後悔するなと思った。
オーストラリアまで後2日。
カナダに変更することも考えてみたが、正直、今から全てをキャンセルしてカナダに行くという選択肢を取るのは、経済的にもメンタル的にもきつい。
渡航日を伸ばすことも考えたが、
そうなると、少なくとも1ヶ月は伸ばさないといけなくなる。
その1ヶ月を日本で過ごすくらいなら、オーストラリアで過ごした方がまだマシだろう。
だから、私は結局オーストラリアに行くべきなのだ。
自分のしたいことをしているつもりだけど、
本当にこれで未来の私は笑ってるのだろうか、
これはただの甘えではないのだろうか、
夢は見つけてるのだろうか、
と、改めて客観的に正論を言われ、少しだけ不安になってしまった。
そんな時にふと思い出したインスタのストーリーの言葉。
「やる気は行動した後についてくるもの」
今不安になってるのも、オーストラリアに着いたら全て忘れてるだろう。
行動すれば、何か変わると私は信じてる。
そうだよね？インスタのおじさん？笑
私は、この欲張りな私を信じてみようと思う。
まさか、渡航2日前にこんな思いを抱くとは思っていなかった。
だけど、べんちゃんに正論を突きつけられ、改めてこのオーストラリア生活を大事にしようと思ったレオみちゃんでした。
ありがとうべんちゃん。
あなたは、カナダに行くべきだと断固として言っていたけど、私はオーストラリアに行ってきます。
レオみちゃん私、ファイトだぞ！☆
レオみちゃん☆
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